第8回卒業生3Fクラス様から近況報告がありましたので紹介いたします。
本年の「みどり葉」を受け取り,母校高志高校が懐かしくなり筆をとりました。
今をさかのぼること,57年S31,4~32,3までの1年間が高志高校3Fクラスです。
担任は今は亡き滝波悲智郎先生,生徒42名(男子18,女子24)で特に男子はソフトボールチームが2チーム編成できたため,自習時間はもとより昼休みもチーム成績はもとより個人成績も記録して競っていました。
その年の校内大会で見事優勝し,クラス全員で喜び合ったのが今,蘇ってきます。
なにしろ,当時の高志高校では珍しく42名全員が就職希望で,みんな明るく元気の良いクラスであったのは間違いありません。
昭和32年3月卒業の42名は,翌33年の正月,足羽河畔の「高常」で第1回のクラス会を開催したのを皮切りに,34年は足羽山の「足羽荘」で2回を,以降何回(5~6回)か開催しましたが,年齢を重ね熟年期を迎えた平成9年(会員が58,59歳)から本年まで17年間,幹事を福井,東京,名古屋の会員が担当し,毎年15~20名の参加で続いています。
この間,特に平成19年は卒業50年の記念クラス会を2泊3日,18名参加で開催しました。
1日目はJR福井駅に集合,当時の面影はほとんどなくなった母校へ立ち寄り,資料を頂いた後,昼食はこれまた懐かしい「やっこ」で食し,一路,大本山永平寺に向かいました。永平寺では座禅,精進料理,法話など大変貴重な体験をしました。
特に本山,副監院老師とともに吉祥閣4Fの「座禅堂」で本格的な座禅を体験し全員が感動,生涯の記憶に残るひと時でした。
2日目は若狭方面を観光し,小浜の民宿で前日の「精進料理」と全く別メニューの「海の幸」を腹一杯味わいました。
さて,本年は東京の幹事で5月18~19日に,今注目の富士山周辺でのクラス会を15名参加で開催しました。
JR三島駅集合,貸切バスで柿田川遊水公園へ,富士山の東側から河口湖へ,湖畔のホテルで宿泊,翌日も周辺の教育,文化施設を観光,見学しました。
特に富士山が「世界遺産」指定の目前であったため,周辺の施設を含め富士山の偉大さ,壮観さを肌で感じた2日間でした。
3Fクラス会は2年後の喜寿,4年後の卒業60年の開催をめざし,皆が健康に留意し,来年名古屋で再会することを誓って,三島駅で東西に分かれました。
以上昭和32年卒3Fクラス会について書き続けましたが,気分はいまでも当時と余り変わっていない? しかし町から敬老会の案内が来る年齢になったことは間違いなし,年相応に穏やかに日暮をしたいと思っています。
おわりに,我が高志高校が「さすが高志と言い続けられるよう,同窓生が誇りと自慢のできる学舎であること」を願うとともに2万8千名を超える会員皆様のご隆盛とご健康をお祈りして筆を置きます。
平成25年6月
昭和32年3月卒業 高志高校 3Fクラス会
永平寺町谷口 和田 昭十四